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「アットあしがら」と読んでください。 新しく、あしがら地域を視野に入れた「市民政治グループ」です。 政治団体登録をしていますので、政治団体でもあります。 私たちは、市民が政治に参加をすることで この地域の実情に合わせたまちづくりをしていこうと考えています。 行政や政治家がつくる政策を待っているのではなく、 個人が感じている「生きづらさ」や、暮らしの中での課題を 自分から発信し、同じように考える仲間と集い、 いっしょに考えたり、意見を交換したりしながら 「どうしたら解決できるか」を市民から提案し、 政治を使って解決していく。 そんな「市民自治」を進めていく政治団体です。 連絡先は以下のアドレスから送信下さい。
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映画レビュー 「一枚のハガキ」

タイトルとなった一枚のハガキの文面は、こうなっている。
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きょうはお祭りですが、あなたがいらっしゃらないので何のふぜいもありません。
友子。
----------------------------
主人公の友子(大竹しのぶ)は貧しさから売春婦になるところを、同級生の定造(六平直政)に田んぼ一枚の金で買い取られて嫁に来たのだった。このシンプルな文面には彼女の深い愛情がにじみ出てるといいたいところだが、定造の説明がなければちょっとした近況報告に、ハートマークをつけたしただけとも読める。この手紙を戦友の松山(豊川悦司)に読み聞かせた定造は抽選でまけてフィリピンで戦死。(フィリピンまでたどりつけなかったことが後にわかる)生き延びた松山は戦後数年経って未亡人友子にハガキを届ける。というのがストーリーの骨格である。

評価の難しい映画である。というのも、この5月に100歳で亡くなった新藤兼人の遺作であり、この映画を酷評したら彼の今までの全ての仕事をゴミと見なす事にはなりはしないかと、多くの批評家が考えたのだろう。キネマ旬報がこの作品を2011年のベスト1にあげたのはそのような事情があっての事だと思われる。はっきり言って私はこの作品を彼の最高傑作とする事には強い異論がある。彼はこの映画は作るべきではなかったとさえ思う。
ネット上の映画レビューは、あまりあてにならない事が多い。とりわけこのような映画を評価するには評者が太平洋戦争についてどのようなスタンスをとるかが決定的だからだ。

先日、NHKの報道で、特攻隊の隊員の遺書を遺族から奪い取って行ったという民間人およびその協力者の旧軍関係者の話があった。数百通の遺書が厚生省の倉庫から出て来たという。特攻隊を美化するための吐き気がするような浅ましい捏造工作が戦後も行われていたのだが、NHKのディレクターのまとめは「何故このような事が行われたのか真相は不明です」。なんだそれ。

さて、映画の方だが多くのシーンがかつての新藤作品からの引用でなりたっている。例えば生活のために嫁を縛り付ける姑「鬼婆」、最後に炎上する小屋「原爆の子」、そして何より全体を通しては「裸の島」そのものである。繰り返し出てくる水汲みのシーン。裸の島では乙羽信子、この映画では大竹しのぶが60kgあまりの水桶を運ぶカットが何度も出てくる。ラストちかく、焼け跡でのたうちまわる大竹しのぶは、芋の苗を引き抜き、畑で号泣する乙羽信子をほうふつとさせる。私の知らない映画からの引用が他にもいくつもあるのだろう。どうしてこんなシーンが?という疑問はいくつもあった。おそらく、そういうところが新藤作品に親しんでいない視聴者には唐突すぎる展開あるいはストーリーの破綻とみえるのだろう。数本は見ている私でもそう思うのだから。

友子の周りでは人は次々に死んで行く。はじめに夫の定造、年若い弟三平(村の風習で友子は彼と祝言をあげる)、義父(柄本明)、姑(倍賞美津子)。彼らの理不尽な死にあらがうように、絶望の中で彼女は懸命に生き延びようとする。最後に松山とブラジルへ渡るという希望が見えたとき、彼女は死にたいと絶叫する。

ところが、彼女は松山の求婚を受け入れて再び生き延びる事を決意する、唐突に。このあたりは芋畑の乙羽信子と同じで理屈ではなく人間の生への執着を肯定したい監督の意志を彼女らは体現しているのだ。

戦争の記憶を風化させてはならないと多くの人が言う。あえて私は言いたい。いずれ風化するのはさけられない。残された者は記憶を掘り起こし、同じ過ちを繰り返さぬ覚悟を固めよ。ほかになにができる。生き延びよ。

(記事作成 加門史裕)

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コメント

本当に、難しい映画でしたね。
私が上映中気になってたのは、「一体この人たちは何歳の設定なの?」ということ。
せめて、友子(大竹しのぶ)の年齢くらい、教えてえくれ。そうしたら、あとの人は、こっち(見る側)で、なんとか辻褄あわすから!
どんなに年をとってても、40歳だろう。
35歳でもいいくらいだ。
できれば30歳であって欲しい。


キャストと年齢

キャストの年齢を調べてみると、こういう感じ。
森川友子:大竹 しのぶ(55)
森川定造:六平 直政(58)
森川三平:大地泰仁(30)
義父:柄本明(63)
義母:倍賞美津子(65)
松山:豊川悦司(50)
松山の妻:川上 麻衣子(46)
吉五郎:大杉蓮(61)

一枚のハガキ

二宮町の上映に、つきあいでチケットを購入しましたが、加門さんの感想を読み、行く気がしなくなりました。

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